経済団体健康保険組合

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健保組合ニュース

[2017/04/01] 
健保組合ニュース 2017年4月号

第94回組合会(2月24日)が開催され、平成29年度の予算と事業計画が承認されました。

当健保組合の財政状況

当健保組合の財政は、平成26年度、27年度と2年連続黒字を計上することができていましたが、平成28年度の決算見込では、高齢者医療制度への納付金の大幅な増加などにより、前年度繰越金を除いた単年度の実質収支は、7,000万円程度の赤字となる見通しです。

平成28年度決算見込

≪平成28年決算見込みのポイント≫

  • 平成28年度決算残金は、1億3,126万円となる見込みです。
  • 収入については、保険料収入はほぼ平成28年度予算通りに推移する見通しで、収入計は、前年度決算比4.07%増の28億6,942万円となる見込みです。
  • 支出については、傷病手当金が5,886万円と前年度決算に比べ倍増しています。また、納付金も10億7,984万円と、前年度決算比で34.03%増加しています。特に前期高齢者納付金は前年度に比べ倍増しています。その結果、支出計は、前年度決算比で10.18%増の27億3,813万円となる見込みです。
  • 収入より支出を差し引いた決算残金は1億3,126万円となる見込みで、その大半の1億3,000万円を平成29年度に繰越し、財政調整事業繰越金の100万円を除いた残額、26万円を別途積立金に積み立てる予定です。

平成29年度の保険料率及び予算の概要

≪平成29年度保険料率のポイント≫

健康保険料率、介護保険料率ともに据え置きます。

健康保険料率 78.8/1000
介護保険料率 11/1000

≪平成29年度予算のポイント≫

【一般勘定】

〈収入の部〉

  • 平成29年度予算にあたっては、実績値等を踏まえ、被保険者数は微減、標準報酬月額・平均年間賞与額は微増との見通しのもと、予算を作成しました。
  • 保険料収入は、前年度決算比0.53%増加の25億6,965万円、調整保険料は、4,813万円。繰越金1億3,000万円とその他の収入を加えた28億1,698万円を、平成29年度の収入として計上しています。

〈支出の部〉

  • 平成29年度は、保険証の更新、レセプト管理サーバー更新、番号制度における医療保険者向け中間サーバーの経費負担等を予定しているため、事務所費は決算見込比で19.8%増の9,696万円を計上しています。
  • 納付金は、前年度決算見込比で5.73%減の10億1,799万円を計上しています。
  • 前期高齢者納付金は、2年前の概算払いの精算額により、2億7,561万円と大幅に減少する一方、後期高齢者支援金は、平成29年度からの全面総報酬割の影響により、前年度決算見込比で18.51%増の6億9,841万円となる見通しです。
  • 保健事業費としては、データヘルスの次期計画作成に向けたデータ分析委託費用を新たに計上し、決算見込比で8.37%増の1億9,833万円としています。
科目 平成29年度予算 対前年度比
決算見込比 増減率
収入の部
1.健康保険収入 2,569,653 13,472 0.53
 ①健康保険料収入 2,568,667 13,458 0.53
 ②国庫負担金収入等 986 14 1.44
2.調整保険料収入 48,137 △ 379 △ 0.78
3.前年度繰越金 130,000 △ 70,000 △ 35.00
4.繰入金 3,400 3,400
5.国庫補助金収入 846 141 19.92
6.財政調整事業交付金 24,220 3,943 19.45
7.雑収入 40,726 △ 3,016 △ 6.89
 ①利子収入 1,052 478 83.28
 ②施設利用料 38,712 △ 2,698 △ 6.52
 ③雑入等 962 △ 796 △ 45.28
合計 2,816,985 △ 52,439 △ 1.83
科目 平成29年度予算 対前年度比
決算見込比 増減率
支出の部
1.事務所費 96,964 16,029 19.80
2.組合会費 400 250 166.67
3.保険給付費 1,338,443 △ 1,368 △ 0.10
 ①法定給付費 1,291,063 △ 9,043 △ 0.70
 ②付加給付費 47,380 7,675 19.33
4.納付金 1,017,992 △ 61,857 △ 5.73
 ①前期高齢者納付金 275,619 △ 174,196 △ 38.73
 ②後期高齢者支援金 698,415 109,109 18.51
 ③退職者給付拠出金 43,948 3,233 7.94
 ④老人保健拠出金 7 △ 3 △ 30.00
 ⑤病床交換支援金 3 0 0.00
5.保健事業費 198,338 15,323 8.37
6.保険料還付金 1,589 374 30.78
7.営繕費 1,000 500
8.退職積立金繰入 3,427 595 21.01
9.財政調整事業拠出金 48,137 △ 601 △ 1.23
10.雑支出 1,543 425 38.01
11.予備費 109,152 109,152
合計 2,816,985 78,822 2.88

介護勘定

決算見込みと予算のポイント

  • 平成28年度決算見込は、収入合計は3億11万円、支出が2億7,647万円となり、その差額2,363万円が決算残金となる見通しで、この決算残金のほぼ全額の2,300万円を平成29年度に繰越し、残り63万円を準備金に積み増しする予定です。
  • 平成29年度の介護保険料収入は、第2号被保険者数が減少する見通しのもと、平成28年度決算見込比で5.59%減の2億6,349万円を計上し、これに前年度繰越金と準備金からの繰り入れを加えた収入合計は3億4,650万円としています。
  • 一方、支出は、介護納付金が決算見込比で5,979万円増の3億3,625万円と大幅に増加する見通しです。この増加の主な要因は、平成29年8月からの全面総報酬割(1/2総報酬割)が導入されることによります。この納付金に、還付金と予備費1,018万円を加え、支出合計は収入合計と同額の3億4,650万円を計上しています。
  • 現行、加入者割となっている介護納付金については、平成29年~31年にかけて段階的に引き上げられ、平成32年度から全面総報酬割に移行されることから、今後、介護納付金の増加は必至の状況にあり、平成30年度については、介護保険料率の引き上げも検討する必要がでてくるものと予想しています。

平成29年度事業計画

健保組合を取り巻く環境が厳しさを増す中、平成29年度は、データヘルス計画、第2期特定健診・指導計画の最終年度に当たり、これまでの実績を踏まえた上で、実効ある次期計画の策定が求められています。当健保組合では、こうした状況から、次の4項目を平成29年度重点事業として定め、保険者機能の強化に努めます。

  • 現行保険料率の維持・継続
  • 保険給付事業の適正かつ確実な執行と事務の効率化の推進
  • データヘルス計画の適正かつ確実な執行と次期計画の策定
  • 広報活動の強化

適用からのお知らせ

1. 個人番号について

当健保組合では、被保険者及び各事業所のご協力により、すべての被保険者および被扶養者の方の個人番号を収集させていただきました。ご協力ありがとうございました。
収集させていただきました個人番号については、個人番号データベースに収納させていただき、厳重に保管しております。

2. 保険証の更新について

現在ご使用の保険証については、平成29年8月31日が有効期限となっています。そのため、保険証の更新を7月頃実施する予定です。保険証更新の詳細に関しては、改めて、事業所を通じてお知らせいたしますので、その際はご協力のほどよろしくお願いします。
また、保険証更新と併せて、被扶養者の方の再確認を実施いたします。実施時期に関しては、10~11月頃を予定しています。被扶養者の再確認にあたっては、証明書等の書類提出もありますので、併せて、ご協力のほどよろしくお願いします。詳細に関しては、改めて、事業所を通じてお知らせします。

3. 被扶養者異動届(減少)の提出のお願いについて

4月からご家族が社会人になられる方もおられるかと思います。就職すると、基本的に本人の意思にかかわらず、就職先の加入する健康保険の被保険者となります。
被扶養者異動届(減少)の届出がない場合、被扶養者のままとなり、例え、当健保組合の保険証を使わなくても、当組合が負担する拠出金等に影響を及ぼすこととなります。該当する方は必ず被扶養者異動届(減少)をご提出ください。

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