平成26年度予算の説明

平成26年度の保険料率は前年度と同じ千分の78.8で予算編成を実施

26年度の保険料率は前年度同様の千分の78.8とし、健康保険料収入は、4月から新事業所が加入し被保険者数が増加することもあり、25億2,639万円と対前年度比2.78%増、予算規模は、25年度より20,961千円増の26億5,226万円となりました。

保険給付費は前年度実績の約8.85%増の予算になっています

支出では、保険給付費が新規加入による被保険者数の増加、ならびに1人当たりの給付額が年々増加していることから、前年度比8.85%増の13億8,375万4千円を見込んでいます。

なお、仮に保険給付が前年度比10%以上増えたとしても、対応できるよう予備費として1億380万円を計上しています。

高齢者納付金は前年度に比べ大きく減少しています

次に保険給付費に次ぐ大きな支出項目である高齢者医療のために現役世代が負担する費用としての納付金総額は前年度比20％減の8億980万円となりました。

平成26年度に被保険者の皆さんと事業主からお預かりする保険料率は千分の78.8ですが、この内、千分の24.74が高齢者医療のため、当組合が負担している料率(特定保険料率)です。この料率による納付金の支出が、当組合の財政に大きく影響を与えており、今回は前年度に比べて大きく減少したものの高齢者医療制度の先行きが不透明なことから、今後は、この負担割合がどうなっていくか、予測が難しく、今後の組合財政への影響が懸念されるところです。

平成26年度は人間ドックと脳ドックの限度額と自己負担割合を変更しました

25年度の保険料率変更に伴い、スポーツ施設との提携解消等、保健事業の見直しを行いましたが、26年度についても組合財政の安定化を図るため、人間ドック、脳ドックの利用料金を次のとおり改定しましたので、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

• 人間ドックは利用料金の限度額の引き下げ46,000円(税込)とする。
• 組合負担割合を90%から80%に変更する。
• 脳ドックの利用料金の限度額は据え置き、組合負担を人間ドックと同じ80%にする。
• 婦人科検診を追加受診した場合は利用金内6,000円(税込)を限度として、その80%を組合負担する。

また、平成20年度から実施している生活習慣病につながるメタボを予防するための特定健診は、40～74歳の被保険者・被扶養者を対象に、26年度も例年通り実施します。被保険者の方々には事業所の定期健康診断を受けていただき、任意継続被保険者及び被扶養者の方々には健保組合からの案内にしたがって受診していただきます。また、保健指導に該当した方は積極的に指導を受けるようお願いします。

介護保険の料率は前年度より千分の1引下げ、千分の11に変更します

25年度の決算残金の見込みでは、2,175万円となりました。将来の財政状況を鑑み、大きく介護保険料率を引き上げないためにも、法定準備金に若干の蓄えをすることにしました。

平成26年度の介護納付金は前年度比0.8%減の2億5,320万7千円です。それに対し、財源の基となる26年度の介護保険料率は、前年度より千分の1引き下げても、介護保険料収入は2億5,969万9千円、前年度繰越金937万円を加えた収入合計2億6,908万円となり、26年度介護納付金の支払いには支障を生じないことから、26年度の介護保険料率は、前年度より千分の1の引き下げ、千分の11とすることにしました。

平成26年度収入・支出予算概要

• ※平均被保険者数 4,630名 任継者を除く平均被保険者数4,380名
• ※平均標準報酬月額 463,000円　　　※平均年間標準賞与額 1,600,000円
• ※一般保険料率 77.41/1000 ・調整保険料率 1.39/1000 計 78.8/1000

【収入の部】

（単位：円）

【支出の部】

（単位：円）

被保険者一人当たりの決算額

健保組合からのお知らせ

被扶養者の方で、就職等があった場合は異動届を提出して下さい。

平成26年4月新しい事業所が加わりました

｢企業年金連合会(180名)｣が26年4月から当組合に新加入しました。