経済団体健康保険組合

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健保組合ニュース

[2015/04/01] 
健保組合ニュース 2015年4月号

平成27年度予算の説明

平成27年度の保険料率は前年度と同じ千分の78.8

27年度の保険料率は前年度同様の千分の78.8としました。その結果、健康保険料収入は被保険者数の減少により、前年度比1.08%減の24億9,721万円を計上しましたが、収入合計は26億6,383万円と、26年度とほぼ同規模の予算となっています。

保険給付費は前年度実績の4%増

保険給付費はここ数年横ばい、ないし微減となっていますが、給付の安全・安定性を確保する意味から、前年度予算比8.9%減、前年度決算見込比4%増の12億6,079万円を計上しました。

なお、仮に保険給付が前年度比10%以上増えたとしても十分対応できるよう、予備費として2億2,667万円を計上しています。

高齢者医療の納付金総額は8億円

保険給付費に次ぐ大きな支出項目である高齢者医療のための納付金総額は、前年度決算見込とほぼ同額の8億576万円を計上しています。平成27年度の保険料率は千分の78.8ですが、この内、千分の25.05が高齢者医療のため当組合が負担している料率(特定保険料率)となります。

なお、納付金総額は27年度支出総額の30%を占めています。

保健事業費は前年度比10%増

保健事業費は前年度決算見込比10.1%増の2億588万円を計上しました。

特定健診、口腔検診、人間ドックの受診補助等前年度実施の保健事業については、27年度も継続して実施するほか、27年度からスタートする「データヘルス計画」についても、その効率的、効果的な実施をはかるための予算措置を講じています。

介護保険の料率は、前年度と同じ千分の11

平成26年度の決算では、2,246万円余の決算残金が生じる見込みとなっています。計算上、この決算残金を料率引き下げに回すことも可能な水準ですが、料率の安定を確保し、今後の納付金の変動に備える意味から、見込まれる決算残金については2,000万円を法定準備金に積み増し、残りの246万円余は27年度の繰越金に回すこととしました。

平成27年度については料率を現行の千分の11に据え置くこととし、その結果、収入・支出同額の2億6,481万円の予算としています。

平成27年度収入・支出予算大綱(一般勘定)

  • ※平均被保険者数 4,530名
  • ※平均標準報酬月額 463,000円
  • ※平均年間標準賞与額 1,650,000円
  • ※一般保険料率 77.49/1000 ・調整保険料率 1.31/1000 計 78.8/1000

【収入の部】

(単位:千円)

科目 平成26年度
決算額(見込)
平成27年度
予算額
前年度決算見込比 被保険者
1人あたり(円)
金額 増減率
保険料収入 2,570,476 2,540,427 △30,049 △1.17 560,801
 -健康保険料収入 2,524,581 2,497,211 △27,370 △1.08 551,261
 -調整保険料収入 45,895 43,216 △2,679 △5.84 9,540
前年度繰越金 7,196 39,000 31,804 441.97 8,609

繰入金
(別途積立金取崩し)

0 0 0 0 0
その他の収入 55,837 84,408 28,571 51.17 18,633
合計 2,633,509 2,663,835 30,326 1.15 588,043

【支出の部】

(単位:千円)

科目 平成26年度
決算額(見込)
平成27年度
予算額
前年度決算見込比 被保険者
1人あたり(円)
金額 増減率
事務所費 83,286 111,853 28,567 34.30 24,692
保険給付費 1,212,335 1,260,797 48,462 4.00 278,322
 -法定給付費 1,180,228 1,228,562 48,334 4.10 271,206
 -付加給付費 32,107 32,235 128 0.40 7,116
納付金 798,861 805,764 6,903 0.86 177,873
 -前期高齢者納付金 193,920 206,431 12,511 6.45 45,570
 -後期高齢者支援金 484,216 532,518 48,302 9.98 117,554
 -退職者給付拠出金 120,712 66,802 △53,910 △44.66 14,747
 -老人保健拠出金 13 13 0 0.00 3
保健事業費 186,986 205,886 18,900 10.11 45,449
その他支出 51,917 279,535 227,618 438.43 61,708
合計 2,333,385 2,663,835 330,450 14.16 588,043

平成27年度予算額

平成27年度収入・支出予算大綱(介護勘定)

  • ※介護保険第2号被保険者数 4,186名
  • ※第2号被保険者数(本人)3,000名 任継者を除く第2号被保険者数 2,900名
  • ※平均標準報酬月額 511,000円 平均年間標準賞与額 1,880,000円
  • ※介護保険料率 11/1000

(単位:千円)

科目 平成26年度
決算額(見込)
平成27年度
予算額
前年度決算見込比 被保険者
1人あたり(円)
金額 増減率
【収入の部】
介護保険料収入 263,791 262,328 △1,463 △0.55 87,443
前年度繰越金 9,379 2,469 △6,910 △73.68 823
雑収入 13 17 4 30.77 6
合計 273,183 264,814 △8,369 △3.06 88,271
【支出の部】
介護納付金 250,672 246,672 △4,000 △1.60 82,271
介護保険料還付金 42 418 376 △895.24 139
積立金 0 17,724 17,724 5,908
合計 250,714 264,814 14,100 5.62 88,271

データヘルス計画を作成しました

データヘルス計画(平成27年度からの3ヵ年計画)を作成しました。データヘルス計画は、国の「日本再興戦略」により、健康保険組合などの保険者に対し、平成26年度末までに作成するよう義務付けられていたもので、当組合が保有するレセプトデータ、特定健診等のデータ分析にもとづいた保健事業を、事業所との協働を軸に、PDCAを回しながら、効果的に実施していこうというものです。

今回作成したデータヘルス計画では、当組合として、①事業主との情報共有、連携強化②個別情報提供ツールの導入③30歳・40歳の中堅層への保健対策の強化④ジェネリック薬品の利用促進⑤重症化予防対策の実施、等のテーマに取り組むこととしており、今後、各事業の進捗状況等について、適宜、被保険者の皆様に、HP等を通じ情報を提供していく予定です。

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